演色評価数(CRIとRa)

演色評価数(CRI)の定義、および計算

20世紀半ばに当時の新しい蛍光灯用に開発された演色評価数(CRI)は、光品質を気にする人のほとんどが気づいていて注目しています。文字通り、CRIは、ランプなど発光する道具・装置が、ある物体を照らしたときに、その物体の色の見え方に及ぼす光源の性質のことです。通常、Raを使用してCRIレベルを評価します。Raの範囲は0〜100であり、高いほど良いです。

CRIの計算では、14個の反射サンプルのカラーが、参照光源とテスト光源で照らされたときに計算されます。6500K(D65)のCIE昼光光源の元で、14個のサンプルのシミュレートされた色を以下に示します。

14個のカラーサンプルがありますが、Raは一番上の行で8つしか選択しないことに注意してください。CRI計算の場合、参照光源はプランク光源(5000K未満の場合)またはCIE昼光光源(5000K以上の場合)であり、検体の相関色温度(CCT)に一致します。計算手順は次の通りです。

一般演色評価数(Ra)は、最初の8つのサンプルのRiの平均値です。

CRIの制限及びCRIの非合理性
1、8色のサンプルは低飽和です

Raの計算に使用される8色のサンプルはどれも高飽和しているものではありません、この問題は、一部の高Ra光源さえも光品質が悪いという現象につながります、RGB白色LEDは代表的な例です。

他の6色のサンプルでは、9番目の飽和赤色は肌の色調を評価する上で重要な値です。この値は、CRIによって無視されたり人々によって無視されたりします。

一部の安価なLEDの場合、R9はマイナスになる可能性がありますが、それに、多数の高CRI を謳うLEDも、R9は依然として望ましくありません。美術館照明、撮影照明、映画照明などのハイエンドの特別な照明の場合、R9は特に重要です。もう1つの色は12番目の飽和青色です、ほとんどのLEDはブルーチップで蛍光粉を励起して、白色光発光を実現しますので、高い値に到達するのが非常に困難です。

2、計算は合理的ではありません

Raは単に平均的なRiです。

1個または複数のRiが低く、残りのRiが高い場合でも、Raは良好に見えます。この状況では、均一で良好な最終品質は期待できません。

3、LED光源の評価には適していません

CRIは約40年前に定義されており、当時は現在のLED光源はありません。LEDは画期的な発明であり、チップと蛍光粉のさまざまな組み合わせにより多くの可能性を生み出します、CRIだけで評価するのは不適切になっております。

良いCRIと悪いCRIを区別する

以上の通り、Raで光品質を評価するのは難しいのですが、この問題を解決するには、スペクトルの評価は最も便利な方法です。スペクトル分光分布は、光の成分に、どの色がどの程度の割合で含まれているのか、相対値で表されます。下記はYujiのVTCシリーズ2700Kおよび6500Kのスペクトルです。

YujiのVTCシリーズLED製品の詳細は商品ページをご覧ください

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