1,2,2,2-テトラフルオロエタン-1-オン(CF3COF/354-34-7)

フッ素化学特殊ガス

CF₃COF
トリフルオロアセチルフルオリド
Trifluoroacetyl Fluoride

高反応性フッ素化剤として、有機合成・半導体プロセスに幅広く活用される特殊フッ素化合物

基本識別情報
CAS番号 354-34-7
分子式 C₂F₄O
分子量 116.02 g/mol
別名 TFAF / トリフルオロ酢酸フルオリド / パーフルオロアセチルフルオリド
外観 無色気体(常温常圧)

物理・化学的性質
沸点 −60 °C
融点 −150 °C 以下
蒸気圧 高い(常温で気体)
反応性 高い(加水分解)
水との反応 CF₃COOH + HF 生成
引火性 なし(不燃性)

主な用途
01

有機合成・フッ素化反応
トリフルオロアセチル基(CF₃CO−)の導入試薬として使用。アルコール・アミン・フェノール類のアシル化反応に活用され、医薬品・農薬の中間体合成に貢献。
02

半導体・エッチングプロセス
ドライエッチングおよびCVDプロセスにおける含フッ素ガスとして研究・応用。シリコン系材料の精密加工に適合。
03

フッ素化ポリマー前駆体
特殊フッ素樹脂・コーティング材料の製造における反応中間体として利用。高機能材料への展開が期待される。
04

医薬品・農薬中間体
生理活性分子へのCF₃基導入を通じた含フッ素医薬品原薬・農薬有効成分の合成に使用される重要試薬。

取扱い注意事項
⚠ 危険物 / 毒性・腐食性ガス

加水分解によりフッ化水素酸(HF)およびトリフルオロ酢酸(TFA)を生成するため、皮膚・粘膜・呼吸器への重大な障害リスクがあります。取扱いには防毒マスク・耐酸性保護具の着用が必須です。密閉系での使用、十分な換気を徹底してください。SDS(安全データシート)を事前に確認のうえ、資格を持つ専門担当者のみが使用してください。

本資料は参考情報です。最新の規格・規制については各国の法規制およびメーカー提供の最新SDSを参照してください。