「洗浄総合展2025」が示す業界の未来:低GWP・不燃性溶剤への転換と次世代洗浄戦略

2025年12月4日 に東京ビッグサイト で開催された「洗浄総合展2025」は、「洗浄技術が日本製造業に新たな道筋を切り開く」 をテーマに、ものづくりに不可欠な産業洗浄分野の最新動向を一堂に集めました。

当社からは営業・技術部門より3見学、規制強化と生産性向上の二大潮流が交錯する市場の最前線について重要な知見を得てきました。

I. 業界の最重要トレンド:極低GWP洗浄剤への移行

本展示会を通じて明確になったのは、洗浄剤市場がGWP(地球温暖化係数)の徹底的な低減を最優先課題としている点です 。

  • 次世代溶剤の台頭: 大手化学品メーカーは、GWPが10未満 更には1未満という、環境負荷を極限まで抑えたHFO(ハイドロフルオロオレフィン)やHFE(水素化フッ素エーテル)、HCFO(ハイドロクロロフルオロオレフィン)などの次世代フッ素系溶剤を主力製品として発表していました 。
  • 安全性と高機能性の両立: これらの新製品は、地球温暖化への影響が非常に小さいことに加え、不燃性 かつ低毒性 という高い安全性を確保しています。また、高いKB値(溶解力) を維持することで、鉱物油、ワックス、フラックスなど、多様な汚れに対する優れた洗浄性能を発揮しています 。
  • 代替需要の加速: 展示された次世代溶剤の多くは、既存の塩素系や臭素系溶剤 、および高GWPフッ素系溶剤を使用する洗浄機を転用して使用できる点が訴求されており 、法規制強化による代替需要の受け皿としての役割が期待されています。

II. 展示会の状況と市場の構図

洗浄総合展には、洗浄機器メーカー、代理店、そして化学メーカーなど120社以上が出展しました 。出展の傾向は、以下の通りです。

  • 「環境」を前面に押し出し: ほとんどの企業が「環境対応」を最重要課題とし、特に非水系洗浄においては、GWP値の低減を実現した製品が目立ちました。
  • 技術セミナーの焦点: 出展企業による技術セミナーでは、低GWP・不燃性溶剤の安全性、洗浄性能、そして既存設備への適用に関する詳細な講演が行われました 。
  • 海外企業の参入状況: ほとんどの出展企業は国内の洗浄機メーカーや代理店でしたが 、中国に製造拠点を持つフッ素系溶剤サプライヤーの代理店が出展するなど 、海外企業の日本市場への関心が継続していることが確認されました。

III. 当社の戦略的コミットメント

今回の視察により、低GWP・不燃性フッ素系溶剤への転換は、もはや市場の不可避な要求であることが明確になりました。

当社は、ケミカルソリューションパートナーとして、市場の期待に応えるべく、以下の戦略を強化してまいります。

  1. 次世代低GWP溶剤の迅速な供給: GWP < 1の超低環境負荷型溶剤を含む、安全かつ高性能な洗浄剤ポートフォリオを拡充し、法規制対応をいち早く進められるお客様を強力にサポートします。
  2. トータルソリューションの提供: 溶剤の販売に留まらず、回収・再生システムを含めた総合的な環境管理ソリューションを提案することで、お客様の生産性と環境負荷低減の両立に貢献してまいります。

併せて UniPo㈱が 提供可能な 環境保護に貢献する商材をご紹介いたします。

UniPo㈱ の 環境配慮商材、Low-GWP(低地球温暖化係数)を有する洗浄剤商品をご覧ください。

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