YUJILEDS®BCシリーズ第3世代色度ビン(G03chromaticity bin)のリリース[フルスペクトル LED/カスタマイズ LED/LED特注]

色の一致性がますます重要になってきているため、LEDメーカーは常に厳しい色度誤差を追求しています。 一般的な方法は、SDCM(Standard Deviation Color Matching)を大きな範囲をして、それを小さなセクションに分割して色度公差を狭くすることです。図1は、Energy star ANSI C78.376に基づく典型的な方法を示しています。

 

図1-市場に代表的色度ビン選択方法

 

現時点では、すべての顧客に向けて最善な販売方法は、下記になります。
・特別な要求がない場合は、ランダムなビンの組み合わせで納品。
・可能な限り純粋な白色光を得る必要がある場合は、黒体軌跡に近いビンを選択する。
・Dシリーズ(標準光源)に近くする必要がある場合は、黒体軌跡の上からずれたビンを選択します。

しかし、これでは、顧客様にとって、どのビンを取ればいいかの検討、議論、決定などが必要になり、仕事が複雑化になります。特に顧客様は、製造者が必要とするビンを持たない場合、つまり、適切なLEDを手に入れない時、希望のビンを手に入れるためにもっと費用が掛かるかもしれません。

YUJILEDS®BCシリーズLEDは、エネルギースダーANSI C78.376規格からも始まり、図2はBCシリーズ第1世代の色度ビンを示しています。

図2-YUJILEDS  BCシリーズの第1世代の色度ビン

 

YUJILEDSは、技術の発展に伴い、徐々に許容範囲をさらにコントロールできるようになり、2016年に第2世代の色度ビンが公開されました。垂直方向の50%の公差は第1代と比較して狭くし、黒体軌跡はすべてのビンの中心と交差し、白色光の純度が向上されます。ビンの個数は4から2に減り、顧客にとっても、YUJILEDSにとっても、ビンの選択がもっと簡単になります。さらに、第2世代は黒体軌跡からの逸脱の可能性が実質的に最小限に抑えました。

図3-YUJILEDS  BCシリーズの第2世代の色度ビン

 

「少ないほど、豊かである」、YUJILEDSは、多くの実験と統計分析をした上で、唯一の色度ビンを持つ第3世代(図4)を公開することに楽しみしています。それは生産コストを最適化し、 顧客にとってビンの選択が非常に楽になると思われます。

図4-YUJILEDS  BCシリーズの第3世代の色度ビン

 

図5が示している第2世代と第3世代の直接比較では、両者が明らかな差異が見られないし、逆に、第3世代が第2世代のビンよりも大きいではないかとおかしく感じられるかもしれません。

図5-第2世代と第3世代のBCシリーズ色度ビンの比較

 

実際には、一個一個のLED素子だけでは、第2世代と第3世代の違いが殆どなく、第3世代が第2世代のビンよりも大きく感じるかもしれません。ただし、PCBボードと曲げやすいリボンの上にLED素子を集積した場合、つまり、LEDPCBやテープライトなどのLED製品の量産とその総合的なパフォーマンスを考えると全然違います。

私たちが理解しておかなければならないことは、安定した技術と品質管理で、LEDの生産はガウス分布に完全に適合している必要があります。特にサンプルの測定データが尚更です。 YUJILEDS®の統計データ(図6)も同じ結果を示しています。図6は、2代目ビン、5600Kの1,000,000個のLEDから、ランダム10,000個を選択して測定した実際値の統計データを示しています。

  • 37%のLEDは5600K±50K以内
  • 63%LEDは5600K±100K以内
  • 81%のLEDは5600K±150K以内
  • 90%LEDは5600K±200K以内

上記に示されたLED素子が持っている高い一致性は、LED素子をPCBに集積した後、さらに維持されると思われます。

 

図6-BC第2世代の5600K色ビンのCCTについてのYUJILEDSの統計データ

 

第2世代のビンが5600K±300Kになっていることに対して、第3世代のビンが5600K±200Kになっています。つまり、同じ色温度でのビンの許容範囲が33%狭くことを実現しました。これで、CCTにも同様な範囲短縮が実現できる。YUJILEDS®の統計データ(図7)は下記のように示されています。

  • 40%LEDは5600K±50K以内
  • 65%LEDは5600K±100K以内
  • 78%のLEDは5600K±150K以内
  • 99%のLEDは5600K±200K以内

同様に、PCB上にLED素子を集積される際には、一致性がさらに向上するでしょう。

 

図7-BC第3世代の5600K色ビンのCCTについてYUJILEDSの統計的データ

 

今では第3世代ビンのBCシリーズ2835L LEDの製造が可能になりますが、それは一定の生産数量を達した場合を前提条件としています。従って、YUJILEDSは引き続き第2世代ビンを標準として、LED製品を提供しています。

CRIは重要ですが、照明の品質を説明するたった一つの指標であり、我々は常に応用側の問題を解決するために総合的な解決策を考えなければなりません。「少ないほど、豊かである」、しかし、「少ない」には多くの考えや主張が含まれています。

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